トイレ・トレーニング

 

2歳が近づくと「そろそろかしら…」と関心が高まるのがトイレトレーニングです。
誰もが自分でトイレに行かれるようになるのですが、その道のりはなかなか大変。
そこで、子どもが尿意を感じて自分でトイレに行かれるようになるまでの
働きかけ方のポイントをお伝えします。

 

① 成功体験の記憶をつくる
これからトレーニングを始める人も、またすでに始めている人も
いかに成功体験を積ませか、どうすれば成功の可能性が高まるかに集中します。
子どもからすれば、いつでもどこでもオムツの中に出してよかったものを
ある日を境にダメだといわれるのですから大変です。
2歳になれば、どの子も皆尿意は感じています。
でも、定期的に襲ってくる尿意の原因がおしっこだとは気づいていません。
しかも、たとえ気づいたとしても、括約筋を締めたり緩めたりのコツが
最初は全くつかめません。
子どものやる気が失せてしまうのを、前向きにするためには成功体験しかありません。
たまたま出た!という偶然の成功体験でも構いませんので
その回数を増やせるように働きかけていきます。

 

② 失敗しても叱らないことが鉄則
親の心構えとして、どんなことがあっても絶対に叱らない!を心に留めてください。
何故なら、子どもはただ感覚がつかめずにいるだけで
故意でわざと失敗しているわけではないからです。
オムツの中にいつ出してよかったのに、ある日を境に出すなと言われて
我慢を強いられるのですから、子どもは戸惑います。
その上に叱られるとあっては、自ら「行こう!」とは思えないものです。
それよりもトイレに行くことが“快”になった時に
自ら意欲的にトイレに行きはじめるようになるのです。

 

③ 『寝て起きたらまずトイレ』を習慣化
膀胱にたっぷり尿が溜まっている寝起きに、便座に座らせます。
例え、オムツがぐっしょり濡れていたとしても「起きたらトイレ」を習慣化させます。
時間は3分間を目標に、でも嫌がったら無理強いはせず1分間を目標にしてもOK。
何故なら興奮している交感神経が優位になっていては
膀胱括約筋がきつくしまってしまい、尿が溜まっていても出せないからです。
「出ないかな?」「出してごらん」と声をかけても、緊張が解けない限り、出せないのです。
ポイントは、気持ちをリラックスさせて副交感神経を働かせること。
座っている間は
トイレトレ―ニングに関連した絵本を読む
砂時計を用意する
歌を歌ってみるなど、リラックス作戦で緊張を解くようにしてみてください。
ある時、あるタイミングで、チョロチョロ…と出始めますよ。
それまで粘り強く、毎日のルーティンに出来るように働きかけを続けてください。

 

④ メリハリのよいアプローチ
叱らないことは鉄則なのですが、「いい」「悪い」をメリハリ良く伝えることは重要です。
つまり、トイレに行かず漏らしてしまったら
「ここでは出してダメ!トイレでするのよ」を明確に伝えなければいけません。
「なんで言わないの!!」と叱ってはダメなのですが
「トイレでするのよ」とは伝えなければいけないのです。
そんな時は「あ~残念!!!」「ガッカリ!!」の2つの言葉は、いくら力を込めてもOK。
イライラした気持ちを、この2つの言葉の中に込めて伝えてあげてOKです。
語気を強くして「トイレでしようね!」と言ってもOK。
でも最後は必ず、にっこり笑って「大丈夫!きっと次は出来るよ」と勇気づけてあげてください。
軟らかい曖昧な伝え方では、子どもには明確に伝わらないからです。
上手くいかないのには必ず理由があります。この場合は、伝え方ということになりますね。

 

⑤ パンツならずっとパンツ
一度オムツからパンツに変えたのなら、昼間はずっとパンツで過ごすようにしてください。
「今日はお家にいるからパンツね」「今日はお出かけするからオムツね」では
まだコツをつかめていないお子さんは混乱します。
一度決めたのなら、パンツで通していきますが、但し、夜はオムツを使用してOKです。
(おねしょは本人の意思の問題ではないからです)
トイレで何度か成功体験のあるお子さんなら
トレーニングをスタートする条件は整っていますので、いきなりパンツもOK。
その場合、最初の3日間はお漏らしの連続ですが
多くの場合、4日目からは自分でトイレに行き始めますので
① ~④のポイントを押さえて誘ってあげてください。

 

いかがだったでしょう。
感覚もコツもつかめていない子どもに「やってごらん」といっても必ず失敗します。
それでも「よし!」といってチャレンジさせるためには

 

*自信を付けさせること
*成功体験を積み上げること
*ルーティン(毎日のくり返し)にすること

 

が大事です。是非トライしてみてくださいね!