ピーク・エンドの法則

 

物事の印象は、ピーク時と終了時によって決まる。と説いたのは
心理学者であり、経済行動学者のダニエル・カールマンです。
彼はノーベル賞も受賞しています。
どんな経験でも、その経験がどんなものだったかを記憶する時には
その出来事の「ピーク時」と「最後の時」の快苦の度合いで決まるというのです。

 

他人がどう思おうと、本人がそのことを「ラッキーだった」「自分はついている」と思えば
辛くて苦しい出来事も、自分の力にしていけると説いています。
どんな記憶をつくるかは“タイミング”が重要です。
「今が一番の難所だ」という時に
そして、もう一つはその出来事が片付こうとする時に
「このことは、どんな意味があったのか」をふり返ってポジティブに解釈することです。
この思考の手順は、くり返すことで記憶されていきます。
つまり、その人の“考え方”も「記憶」なのです。

 

このことを、子育てにも是非活かしてみて下さい。
例えば、内弁慶で人見知りの強いお子さんがいたとしましょう。
登園を嫌がる姿を見ると、切なくなったり、焦ってしまうでしょうが
毅然とした態度で、「大丈夫よ」と言い切ってあげてください。
そして、仮に大泣きしたとしても頑張ったことに変わりはないのですから

 

「よく頑張ったね」
「勇気がある子だ」

 

と言ってあげてください。
どんなに嫌な体験であっても、自分を強くするために必要だったと
常に物事を肯定的に考える手順を、記憶していくはずです。