人間はごちゃ混ぜがいい理由

 

人間は、匂いとして意識することは出来ないフェロモンを出しているといわれています。
そして、恋愛における配偶者選択も、このフェロモンで判断しているといわれています。

 

どんなにいい人でも、どういうわけか、それ以上の関係に発展しない男女がいますよね。
それはフェロモンの型が合わないからなのかもしれません。

 

実はフェロモンの中に、免疫を示すものが含まれていて
遺伝子レベルで、互いの組み合わせを「合う・合わない」と判断しているようなのです。

 

では、相性のいい組み合わせの基準は何でしょう。
それは、自分とは違う免疫の型を持っていることです。

 

このしくみは環境が変化した時の生き延び作戦としてプログラムされているもので
自分の免疫の型が環境に適応できなくても
違う型を持っていれば生存の可能性が高まりますからね。
そうやって、いろんな型を混ぜこぜにすることで
どんな環境においても適応できる可能性を広げているのです。

 

これを人間関係に照らし合わせると面白いですよ。
似たもの同士でいると心地よいですが、自分と違う価値観を持つ人とは付き合うのに努力が必要です。
つまり、人間関係力(人的環境の中の適応力)を育てていくためには、

 

「生きにくいなあ」
「面倒だなあ」

 

と思う出来事に遭遇することも大切なのです。

 

今の時代は、あまりにも整理整頓され過ぎてしまい
自分に合った者同士でくっついたり
自分に合ったもので囲まれたがり
小さな異質性に過敏に反応する傾向が強い気がします。
でも、そんな時こそチャンス!
自分の苦手が露呈した時でもあるので、力をつけるチャンスでもあるのです。

 

放っておくと、人は楽な方に、楽な方に、と行動選択してしまうものです。
歳をとると尚のこと、新しいことにチャレンジすることは億劫になりがちですが
本当の自分は、七変化できるカメレオンよりも優れた適応力を秘めた、優秀な存在なのです。

 

そして、遺伝子を混ぜ混ぜにして生き延びることと同じように
自分にない感覚や、自分と違う異質性とぐちゃぐちゃに関わることで
生き延びに必要な能力を育てているのです。

 

究極の異質性は、なんといっても「男女」。

 

このどうにも不可解で面倒くさい相手と、とことん向き合ってみましょう。
実は、それが自分の生きる力を引き出すことになるのかもしれませんよ。