夫婦という運命共同体

新年あけましておめでとうごいざます。

新しい年の幕開けですね。

皆さんはどんなお正月を過ごされたでしょうか?

 

我が家は受験生を抱えているため

ピリピリムードの中、音を小さくして

撮り溜めていたドキュメンタリー番組を観ました。

その中で、とても感動し、何度もくり返し見直した番組があったので

紹介したいと思います。

 

NHKドキュメンタリー「ありのままの最期 末期がんの“看取り医師”死までの450日」

これまで1000人を超す人の最期を看取ってきたという医師がいます。

ご夫婦そろって医師であり、僧侶というお二人。

ところがある日、ご主人に末期のすい臓がんが見つかります。

死が近づいている自分の姿を、最後までを追いかけなさいというものでした。

ところが、大勢の患者さんから死に方を教わったという

「看取りのスペシャリスト」の医師が見せてくれた死は

次々と想定外のことが起き、決して理想の死などないということを教えてくれます。

 

私は9年前に亡くなった母のことを思い出し涙が溢れ

医師を志す娘は、自分が歩む道の責任の大きさを感じながら、一方で

医師でありながら夫の最期を看取る妻としての苦悩を抱える奥さまに共感し

涙が止まらないようでした。

 

私が何よりも感動したのは、夫婦の深い愛情と強い信頼の姿です。

本人の希望だったとはいえ、意識が混濁する夫を

夫自身が主催者として運営してきた末期がんを宣告された人たちが集まる「死を語る会」に連れていき

あるがままの姿を見てもらい状況を解説する妻。

誰にも必ず訪れる「死」を包み隠さず見せることで

怯えなくていい。

乱れていい。

そもそも人は、一人で生まれてくることが出来なければ

一人で死ぬことも出来ないのだから

人を求め、人を頼って、人に助けてもらい「死」を迎えていいんだということを

自らの姿を見せることで、伝えているようでした。

そこに躊躇することなく、夫の思いを遂げさせようとする妻。

まさに一心同体の真剣な夫婦の姿を観ました。

 

怯える時

不安になる時

悲しみが襲ってきた時

すがることが出来る人を持てた人は、きっと幸せです。

それは、決して自然任せでは育たないもので

互いの強い意志と、関わり続ける努力と、相手を思う深い愛情の中で

時間をかけて熟成させていくものなのでしょうね。

 

自分もこんな最期でありたいと

心から思いました。

 

「死」を考えるということは、同時に「生」を考えることです。

すごいものを見せてもらったと、深く深く感謝します。

 

興味のある方は、オンデマンドでも配信していますので、是非ご覧くださいね。

→https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92935/2935010/index.html