トイレトレーニングと心育て


 
2歳を過ぎると
母親の関心はトイレトレーニングに集中します。
 
「おしっこ・うんちはトイレでしなさい!」
と言われて素直に応じる子はいません。
それまでオムツの中に
いつしてもよかったのに
ある日を境に「ダメ」と言われるのです。
 
2歳といえば
自我が芽生え
親の言う通りに従うことを
ことのほか嫌がる年齢です。
 
“自分”という感覚に目覚め
「これが自分だ」
「お母さんとは違う自分だ」
と確認をしたいのですから
素直に聞いてくれるとは思わないこと
これがとっても大事です。
 
ではトイレトレーニングを
どのように捉えればよいのでしょう。
 
「トイレはいや!」
「オムツがいい!」
失敗すれば尚のこと
感情が大きく揺れて
葛藤するのがトイレトレーニングです。
そこで、是非心育てに役立ててください。
失敗をくり返す中で
自分を上手に取り扱える力を育てて
自信を持たせてあげて欲しいのです。
 
2歳は
自分の欲求を今すぐに叶えたいと願います。
そこをぐっと我慢して
今すぐではなく
欲求が満たされることを
少し先延ばしにする力です。
 
なんでもそうですが
人が力をつける時は
最初は下手くそです。
出来るようになるとは到底思えず
失敗することが恐ければ
頑なにチャレンジを拒むかもしれません。
 
そこを力強く励まして
「大丈夫!君ならできるよ!」と
背中を押してあげるのです。
 
実はこれは
これまで“自分ルール”でよかったことを
社会のルールに自分を合わせる大切さを
学ぶことでもあります。
 
その力を育てるには
凛とした親の姿勢も大事です。
決して叱らないでくださいね。
まだ下手くそで自信がないだけなのですから。
でも、毅然とした態度で
「おしっこ・うんちはトイレでするよ」
と伝えてあげることは
子どもにとっては
とても大切なことなのです。
 
自分のからだを取り扱える力を持てた子は
きっと自尊感情を高めることになりますよ。