感情の波に乗る


 
相手と関係を持つ時に欠かせない
「感情の波に乗る」というステップがあります。
 
上手に感情の波に乗るためには
相手の感情をリアルに想像し
それがピッタリと合っていなければなりません。
 
相手と自分の感情の波が一致すると
不思議なことが起こります。
 
悲しみや苦しみは半減し
喜びや楽しみは倍増するのです。
 
相手が子どもであれば
自分の気持ちを的確な言葉で表すことが出来ませんから
大人が上手に汲み取ってあげなければなりません。
 
≪子どもは今どんな気持ちなんだろう…≫
 
その見立てがピッタリと合えば
心地よさと満足感と引き換えに
大きかった波はやがて小さな波へとカタチを変え
次第に穏やかになっていきます。
 
子どもはよく泣きますよね。
乳児の頃は、不快を感じるたびに泣いて訴えます。
幼児になると自分の意思を持つようになるので
希望に合わないことがあると
「違う!」と言って泣いて主張します。
 
どちらの場合も
感情を鎮めるためには波に乗ってあげること。
乳児であれば
「あらあら、どうしたの?」
「そう、嫌だったのね」
「大きな声で泣きたくなっちゃったのね」
と声をかけ、優しく触れてあげます。
 
幼児であれば
随分と言葉がわかるようになってきますので
「悔しかったね」
「嫌だったのね」
と感情を言葉にして伝え
同じように優しく触れてあげます。
 
しつけの場面であれば
「ダメなものはダメ!」と
凛として立ちはだかってください。
子どもが事態を理解できたとしても
気持ちが収まらずに泣くようであれば
「悔しいよね、でもダメなのよ」
「つらいね、でも我慢しなくちゃいけないの」
と声をかけます。
 
「感情の波に乗る」とは技術です。
頭でわかっていても、うまく出来るとは限りません。
技術はくり返しの中で洗練されていきます。
慌てて「早く泣き止ませないと!」と焦る必要はありません。
 
子どもは、自分に関心を持ち
気持ちをわかろうとしてくれる大人を
信頼するようになります。
そして大人が示す感情の波に
自分も乗ろうとするのです。
このようにしてキャッチボールがくり返され
関係性が深まっていくのです。
 
これは関係性を築いていく原則です。
大人であっても同じこと。
この人と気持ちを通い合わせたいと思ったら
 
「感情の波に乗る」
 
を思い出してくださいね。