現実逃避のススメ

 

普通人は

『現実から逃げないで』

『現実から目をそらさないで』

とはいいますが

『現実から逃げましょう』

とはいいませんね。

 

人は、生き延びのプログラムとして

危険が迫ってきた時に

“逃走闘争反応”が稼働するようになっています。

ところが、逃げてばかりでは乗り越える力は蓄えられない。

だからこそ、逃げないで立ち向かおう!と考えることが

道徳的に正しいと多くの人が思っているからです。

…でも、本当にそうでしょうか?

 

確かに人間には

危険が迫った時に身を守るためのプログラムが

いくつも内蔵されています。

現実を直視することを避けるのもその一つ。

 

例えば、目の前に何かが飛んで来たら

瞬時に目を閉じますよね。

これを「瞬目反射」といいます。

この反射の役割は、目を守るだけではなく

一旦、視覚情報を遮断させて

情報をまとめる働きがあるといわれています。

(大阪大学生命機能研究科ダイナミックブレインネットワーク研究室准教授 中野珠実さん)

 

私たちは、1分間に平均約20回まばたきをしているそうです。

この数は、起きている時間の1割に相当するんですって。

つまり、目を開けて見ているつもりでも

1割は暗闇の中で過ごしているというわけです。

 

まばたきをする目的が、単純に目を乾かさないためなら

1分間に3回のまばたきで十分なんだそうです。

それなのに、なぜ20回もするのでしょう。

それは、まばたきする一瞬の間に情報を遮断して

脳の中で情報整理をしているからです。

 

確かに思い返してみると、緊張する場面では

自然とまばたきの回数が増えます。

つまり、現実から目を背ける時間を持つことは

不安に駆られた心を静めて

情報を整理して

最良の方法を見つけ出すという効果を

もたらしてくれるのです。

 

心が鎮まらないまま現実を直視し続けても

背景を深く洞察することが出来ません。

何が起こっているのか深い理解ができないまま

表面的な対処に終始してしまいます。

それでは、いつまでたっても対応する力は育ちませんね。

 

だったら、思い切って現実逃避をしましょう!

一旦、しっかりと現実から離れるのです。

一瞬たりとも現実を思い出さないくらい

真剣に、現実から自分を離すのです。

 

そして、落ち着いたころに

もう一度現実を眺めてみる。

すると、あら不思議♪

一体何が起きていていたのか

どう判断することが

自分にとって最良なのかが見えてきます。

そして、逃避前に見えていたものと

捉え方が違うことに驚くかもしれません。

 

ちなみに、私は現実逃避のプロだと自負しています。(笑)

とっておきの現実逃避は“入浴”です。

最近では、ドラッグストアで売られている入浴剤(1回分のお試し品)を

いろいろと試し買いすることを楽しんでいます。

特に音楽をかけながらのバスタイムは

一瞬にして現実逃避できます。

 

長期のお休みなら

断然!温泉巡り。

地方で大学生活を送る娘と合流して

いろんな温泉を巡るのは最高の逃避術!

 

しっかり逃避ができた後に

改めて現実を眺めてみると

不安に駆られながら見ていた景色が

違った意味合いを醸し出していることに気づきます。

是非、皆さんも自分なりの逃避術を極めていくことをおススメします。

 

最後に「現実逃避」の注意点をまとめておきますね。

 

●現実逃避は全力で取り組む(中途半端はダメ)

●現実逃避のままで終わらせない(必ず前進させる→問題解決の力をアップさせる)

●現実逃避の時間は個人差や状況によって違うことを知る

(自分のモノサシで他人を見ない)

●第三者が「直視して!」と本人に強要しても逆効果になると肝に銘じる

●それよりも許す限り

「安心して逃避できる時間を与えてあげる」

「問題解決に向けた思考手順をアドバイスしてあげる」

このことが大きな成果を生むことを心に留める

 

さあ!皆さんも大いに自信を持って現実逃避に取り組みましょう♪