男性ホルモンを活かす!


 
イクメンという言葉が登場したのは
いつのことだろう…
調べてみるとこんな解説が出てきました。
 
2010年6月
長妻昭労働大臣が少子化打開の一助として
「イクメンという言葉を流行らせたい」
と国会で発言。
男性の子育て参加や育児休業取得促進などを目的とした
「イクメンプロジェクト」を始動。
これをきっかけに一気に浸透していった。
(コトバンクより)
 
なるほど、あれから8年が経ったのですね。
確かにこの8年で幼い子どもを連れたパパを
見かけることが増えたような気がします。
でも一方で、言葉は浸透したものの
「何をすればいいのか今一つわからない」
というパパたちが溢れているようにも感じます。
 
育児不安や孤独に苛まれる母親
負担が母一人にかかっている
人格の土台をつくるのは幼い時期
人育ての責任を夫婦で背負う時代
父親の出番
 
…ところが、一方で
 
経済低迷の中で求められる戦力
高い生産性をどう生み出すか
結果を求められる厳しい競争社会
女性も社会の戦力となることを求める現実
 
外では厳しい競争の中で闘いに挑み
家に帰れば妻には優しい夫
子どもには凛とした父
時には、母に代わって優しい父も求められる。
 
やったことのないいくつもの役割を
ぶっつけ本番で果たさなくちゃいけない。
…大変だろうなと思います。
しかもパートナーは
自分とは違う感じ方・考え方をする女性です。
合意を取り付けるのも一苦労だし
感情に引っ張られる特性も強いし
こじれると言葉巧みに攻めてくる。
声を荒げようものなら「DV」だと責められる。
牙を抜いた優しい「草食系」がもてはやされるけれど
本質はそこじゃないのに…と思えてなりません。
 
つまり、違うからいいのです。
得意・不得意がお互いに違うからこそ
不足を補い合えるわけだし
一人では作り出せない
限界を超えた「安心感」も「希望」も「勇気」も
手に入れることが出来るのです。
ただ、それを実際に手に入れるためには
二人の知恵と努力がとっても必要だということ。
 
参考までに、夫婦講座でお伝えしている
知恵の一つ「男性の得意を生かす方法」をご紹介しましょう。
 
そもそも男性が生きものとしてプログラムされたもの
それは何といっても「男性ホルモン」。
男性ホルモンの一つ、テストステロンは
攻撃性や競争意識に関与することで知られています。
その特徴は、短時間(約5分間)で急上昇→急降下する
アップダウンの激しさです。
「やる時はやる!」
「闘う必要のない時は穏やかさをキープ」
が得意なのです。
更に子どもと関わることの多い男性は
プロラクチンというホルモンが上昇し
荒々しい感情を鎮めて
わが子を愛おしいと感じるように仕向けてくれますので
「競争⇔穏やか」のバランスよい舵取りを
夫婦で協力して実践していくことが鍵となります。
 
外では競争心を発揮して闘いに挑み
家では抱擁力アップのスイッチに切り替える。
これを男性も意識してやりますが
女性もスイッチの切り替えを相当意識して手伝うのです。
家に帰ってきた夫をどう迎えるか。
最初の声掛けと表情で、男性のスイッチのON・OFFを入れ替えるのです。
(不満がある時でも一旦はスイッチをOFFにするのを手伝うのです)
なぜなら、それが女性の本当に求めているものだからです。
 
男性が、男同士『勝つ』ことを目指す高い攻撃性のまま
家に帰ってきて自分や子どもと関わることを女性は好みません。
反対に、女性に喜んでもらえる優しい性質を特化させると
男同士の闘いでは勝てないので、状況に応じて
感情をコントロールさせなければならないので大変です。
でも実は女性自身も、外では厳しい競争社会に挑みにかかり
家では包容力を発揮する男性でいて欲しいと願っている
かなりわがままな生きものなのです。
 
そう考えると、最近ちょっと気になることがあります。
優しいパパが増えたなあと感心する一方で
女性たちが決して満たされていないという現実。
夫に対する不満を吐き出す時の乱暴で荒々しい口調に
驚かされることが多いです。
男性に対して育児に関心を向けるように働きかけた結果
優しい夫を手にしたはずの女性たちですが
二人の関係をうまく運用できずにいるもどかしさを
抱えているような気がするのです。
 
男性ホルモンの持つ魅力は
子育てにおいても大いに発揮して欲しいところです。
子どもを冒険やチャレンジに誘う。
それは、厳しい状況に置かれた時に歯を食いしばって耐えることだし
望むものを手に入れるまであきらめないことでもあります。
女性なら途中で折れてしまいそうなことでも
凛とした厳しさを持つ男性の得意を
子どもの成長にどんどん活かして欲しいと思います。