近くを見る時 遠くを見る時


 
物ごとを推進していく時
挑戦する時
力をつけていく時
 
人はつい目の前のことに
心を奪われてしまうことがよくあります。
やったことがなければ、尚のこと
目先の成功失敗に一喜一憂して
時には心が疲れ果ててしまうものです。
 
私は、人間とはそういうものだと思っていました。
私自身が心配性で
小さなことで一喜一憂する
度量のなさをなんとかしたいと
いつも思っているからです。
 
ところが、まわりを見渡すと
そうともいえない人が相当数いることに
ハッとさせられるのです。
 
何が起きても笑顔を絶やさない人
動じずに冷静に対処する人
 
確かにいる
まだまだいる…
 
まわりに流されない人
いつも希望を示してくれる人
 
不思議でたまらず
聞いてみました。
 
「なぜ、いつも平静でいられるのですか?」
「なぜ、希望を見失わないのですか?」
 
すると返ってきた答えは
更に私を驚かせてくれるのです。
 
『日々の出来事に
心が奪われそうになったら
遠くをみるの。
 
自分はどこに行こうとしているのか
自分は最終的にどこを
目指しているのかをみるのよ。
 
そして
目的を見失いそうになった時は
近くをみるの。
 
足元をしっかり見て、無心になって
ただひたすら目の前のことに
一生懸命取り組むのよ』
 
確かに…
私をハッとさせてくれる人たちは
見事にそれをやってのけていました。
遠くを見たり
近くを見たり
感情にのまれることなく
自分を取り扱うので
いつも変わらず
まわりに安心感を与えてくれるのです。
 
確かに、近くしか見れない人は
未来は自分がつくっていくとは到底思えず
誰かがこうしたからこうなった…と
不遇を誰かのせいにしたくて
愚痴が多くなります。
そして、安心が欲しくて
たまらないはずなのに
なぜか自分から不安を招いていくのです。
 
遠くしか見れない人は
自分には現状を変えていける力が
あるとは到底思えず
不満を募らせ
理想郷を求めて
常にさまよい歩いています。
 
目の前のことに
心が奪われそうになったら
目を凝らして遠くを見よう!
 
希望を失いそうになったら
足元をしっかり見よう!
 
そんな生き方を
子どもたちに示せたら
素敵だなと思うのです。