お雑煮のほほえみ

僕の実家は
岡山駅から赤穂線に乗って30分
 
長船町福岡という小さな田舎町です
 
この田舎町で
母が作ってくれていたお雑煮は
ゆでた丸もちに しょうゆの澄まし汁
 
具は 
ほうれんそう ごぼう にんじん
くわい かまぼこ
でした
 
長年 僕は
これが<お雑煮>というもの
と思い込んで
生きてきたので
 
僕の子どもたちにも
お正月は
ずっとこの味を
料理してきました
 
先日
24歳の長男と22歳の長女に
「お正月どうする?」
と聞いたら
 
「お雑煮食べたい」
「お雑煮食べないと新年はじまらない」
とメールが返ってきました
 
日ごろは
一人暮らしをしている子どもたち
 
どうやらこの田舎の味は
忘れられない味になっているようです
 
>たまらないよね あのしょうゆのかおり…
>ほうれんそうとしょうゆがいいんだよ
>え? ほうれんそうにごぼうが入ると
 あのかおりになるんだよ わかってないね
 おにいちゃん!
>まあな かまぼこを忘れるな…
>ね、お雑煮食べたら みんなでカラオケ行こうよ!
>イエェ~!!のった!
>いくぜ! 18時間ノンストップカラオケ!
 
明るいわが家とお雑煮の
かおり

食感
 
しょうゆ味のお雑煮が
思い出させてくれるのは
 
家族というものの
春の海のような安心感
朝日のような肯定感
湯けむりのお風呂のような充足感
 
今年も
そんな安心感 肯定感 充足感で
子どもたちを迎えてあげたいと思います
 
2017年
皆さまは いかがお過ごしでしたか?
 
年末年始は
重い鎧をすべて脱ぎ捨て
裸ん坊の自分にもどり
心とからだを
ゆっくり癒してくださいね
 
そして 2018年
元気いっぱい
フルスロットルで
進んで行きましょう!
 
それでは 皆さま
良いお年を!