ビリー・ホリデイ
皆さんは ビリー・ホリデイ
という人をご存知でしょうか?
以下 Wikipediaからの抜粋です
ビリー・ホリデイ(Billie Holiday) こと
エレオノーラ・フェイガン (Eleanora Fagan)
〈1915年4月7日 – 1959年7月17日〉は
アメリカ合衆国のジャズ歌手 ~44歳で死亡~
「レディ・デイ」の呼称で知られ
サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと並んで
女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人に数えられる
彼女はその生涯を通して
人種差別や薬物依存症・アルコール依存症との
闘いなどの壮絶な人生を送った
彼女の存在はジャニス・ジョプリンをはじめとする
多くのミュージシャンに影響を与えた
彼女の生涯に於いて代表的なレパートリーであった
「奇妙な果実 (Strange Fruit)」や
「神よめぐみを (God Bless’ the Child)」
「I Love You, Porgy」
「Fine and Mellow」などは
後年に多くのミュージシャンに取り上げられる
ジャズ・ボーカルの古典となった
彼女の死から約40年後の2000年には
ロックの殿堂入りを果たした
また2003年には「Qの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」
において第12位に選出された
なお 彼女の死を悼んで彼女の伴奏者であった
マル・ウォルドロンが「Left Alone」を制作している
このビリー・ホリデイという人
その生まれから とても不安定で 過酷で
壮絶な人生と向き合わされながら
生きてきた天才です
この人の歌声は
とても独特で 荒くて
ある意味 バランスが悪くて
そしてそこが
圧倒的に魅力的です
胸の奥に 深く突き刺さる
悲しみのような
不条理のような
人生のコクを
表現する力は
ほんとうに心を揺さぶられます
この人の表現力
人間力 影響力
人間の言い当て力を思う時
“育ち”とはなにかと考えざるを得ません
こんなにも
凄惨で矛盾に満ちた人生を
歩まねばならなかったからこそ
この天才的な才能は開花したのか?
天才は不条理の中でしか
育成されないものなのか?
興味がある方は
このビリー・ホリデイという人の
歌声を聞いてみてください
YOUTUBEで動画がいくつかあります
僕は
人間というものを
みごとに歌って見せた
この方に
畏敬の念を禁じ得ません