冬の剪定
当社は
文芸春秋社の向かい
紀尾井坂の途中
にあります
この傾斜の緩い坂の
道の両側に
大きな銀杏の木が
6本ずつ
植えられているのですが
昨日
造園業者さんが
はしご車を持って来て
春に向け
チョキチョキ
散髪をしていました
今朝
出社しようと
紀尾井坂に差し掛かり
銀杏の木を見上げると
青い空の下
なんともきれいに
小枝が剪定されていて
ボサボサだった大樹が
きれいに整理整頓されていました
(あら きれいになったね 君たち)
と
独りつぶやき
また歩き始めようとした時
あることに気が付きました
(あれ?
右の筋の初めと終わりの2本の樹だけ
剪定されていないな?
なぜだろう?)
道の右側の6本ある木のうち
両端の2本だけ
剪定がされていなかったのです
(剪定は樹の健康管理と伸び過ぎ
が目的だろうけど
なぜ両端を残す必要があるのだろう?)
まあ どうでもよいと言えばよいのですが
ついつい理由が気になるのが僕です
(両端は大きく育って欲しくないからかな?)
会社に入り
ネットで調べてみました (以下ネット記事)
【一般的なイチョウの剪定方法】
①主軸をある程度の高さで切り詰めそれ以上伸びないようにする
②脇枝の太い物を切り詰め翌年切り詰めた先から新芽が出るのを促す
③②で切り詰める際 中枝の細い枝を2本程度残し
次の発芽の際 枝が多く成りすぎないようにコントロールする。
(翌年この残した2本を切除する事で大きさを保てるようにします。)
④中枝の胴吹きと言われる主軸から出た細い枝を元から切除します
この様な剪定方法は11月下旬から2月までの落葉期に行うのが剪定適期です
そして こんな記事を見つけました (以下、ネット記事:秋田 福岡造園さん)
全国的に イチョウはブツ切りされてしまう傾向にありますが
イチョウは強剪定に耐えるというだけで
木がそのやり方を好むというわけではありません
以前から街路樹のブツ切り剪定については
疑問に思っておりましたので
今回 剪定法の仕様確認の中で
車両や歩行者の支障にならない程度に枝張りを残し
枝先を切り詰めず枝で抜いていくという
「透かし」剪定
を行わせてもらうことになりました
「透かし」剪定とは
木への負担を最小限に抑える
樹木にとって最良の剪定法だと考えています
(へえ~ 透かし剪定ってあるんだ)
街路樹の中ではケヤキなどによく使われる
樹木本来の樹形を活かす剪定法です
逆に ブツブツと切るやり方は「刈り込み」と呼ばれますが
この剪定法は木への負担を増すばかりか
木の健やかな成長や生理を狂わせ
樹形を乱す元になります
上に伸びる徒長枝は勢いよくどこまでも伸びていきますが
柔らかい素直な横枝はそれほど急激に伸張するわけではないので
そんな枝は残すべきです
一般的な冬期剪定では
春に芽吹くはずの休眠芽もすべて切り取ってしまいますが
それが樹木の成長を調整する最良の方法だとは思いません
(ああ ほんとうにそうだな)
と思いました
僕たちも
これからの世界と時代のゆくえを
しっかり見通し
最善の技術を
社員と講師とともに開発し鍛錬し
子どもたちに届けてあげねばと
心をあらたにしました