関わることは戦いである

人の人格は
 
尊敬すべき一面と
軽蔑すべき一面を
包含している
 
深く関われば
関わるほど
その全容が見えてくる
 
その中で
果たして
その人の人格を
どう見るか?
 
良い一面はあるものの
イヤな人
と捉えるか
 
悪い一面はあるものの
ステキな人
と捉えるか
 
そして
その人との
関係を
あきらめるのか
続けるのか…
 
人のステキな一面を引き出す
ということ
これは戦いなのかもしれない
 
自分のステキな一面を
敢えて外に出さない人がいる
 
その一面が
ステキだと
おそらく人から
教えてもらっていないから
 
自分の
その一面が
ステキなのだと
気付いていないのだ
 
それでいて
その人の慣れ親しんだ
似つかわしくない一面を
 
鎧のように固く着込んで
誰の言うことも
聴かずに
 
それでは嫌われてしまう一面を
性懲りもなく
続けている
 
似つかわしくない
一面によって
いつも困っていたり
いつも失敗していたり
いつも不安に駆られているというのに
 
それでも
捨てようとはしないのだ
 
ああ まるで
麻薬患者のようだ
 
人のステキな一面を引き出す
ということ
これは決死の戦いだ
 
その人よりも
そのステキを信じて
 
ほら 君はこんなに
ステキなんだと
伝え続ける戦いなのだ
 
なぜなら人は
生まれてすぐに
大人によって
つくられる存在だから
 
だから
もう一度
気付かせてあげなくてはならない
 
ほんとうの君が
どんなに美しいか
どんなに愛らしいか…