Memory Reconstitution
当社は
教育会社ですが
さまざまな
“考え方フレームワーク”を
提供することで
お客さまがスムーズに
問題解決をおこなえるように
支援させていただく
企画・コンサルティング会社
でもあります
“フレームワーク”という言葉は
聞きなれない言葉だと思いますが
「正しいやり方」
という意味です
もともとは「枠」とか「型」
という意味ですが
これは「パターン」を意味しています
物事というものは
細部はそれぞれ違うものの
概ね
いくつかの「パターン」で構成されています
この「パターン」には
いつも概ね上手くいく「パターン」と
いつも概ね失敗する「パターン」があるのです
たとえば
テニスにおけるラケットの振り方
バスケットにおけるフリースローのボールの投げ方など
ある「型」や「パターン」通りにおこなわないと
どんなに才能がある人でも
上手くいかないことってあるわけです
現代スポーツは
手や足の動かし方をミリ単位で調整して
結果に結びつけようとしています
それくらい「パターン」は
結果を左右するものでもあるのです
さて
これらは運動の話でしたが
実は「パターン」は
“考え方”においても同様なのです
人には生まれてこの方
慣れ親しんできた
その人独自の
“考え方のパターン”が
あります
それは
親の
行動であり
躾けであり
教えというものが
長年にわたり継続して
その人に
記憶され
学習されることで
形成されていく「パターン」です
もちろん
この形成プロセスは
かなり無意識的です
そしてこれは
世代間連鎖していきます
このようにして
人は世の中での生き抜き方…
つまりその人独自の考え方を
「パターン」化し
あらゆる問題に対処しようとするものなのです
しかし
ここでポイントとなるのが
はじめにお話したように
「パターン」には
いつも概ね上手くいく「パターン」と
いつも概ね失敗する「パターン」がある
ということなのです
親から
上手くいく「パターン」を教わって大きくなった人は
さほど苦労もせず
他者との関係を上手く処理し保っていけますが
親から
失敗する「パターン」を記憶し学習して大きくなった人は
なぜだか自分でもわからないのだけれど
他者との関係性が
いつもギクシャクしてしまうのです
これは
その人の人格の問題ではなく
その人の知性というものでもなく
『記憶のカタチ』
の問題なのです
無意識につくられた
記憶による「パターン」=フレームが
その人を
いつものその結果に導くのです
これが
“考え方のパターン”というものです
さらに人は
「みんな同じように考えている」
と無意識に思いたがる傾向がありますが
上記で説明したように
実は相当考え方は違うのです
「みんな同じように考えている」
と思い込むからこそ
いつも概ね失敗する「パターン」を身に付けてしまった人は
自分で自分の考え方を変化させられなくなっています
危機感が持てないのです
「自分はみんなと同じだ」
と思っていると…
言うまでもなく
親からもらった記憶や学習だけで
その人の一生の人格が定まってしまうものではありませんが
自分にはいつも同じように選択している
“考え方のパターン”があり
その選択が
概ねどのような結果を導いてきたか
客観的に眺められる“もう一人の自分”
を持っていないと
それは
非常に問題なのです
なぜなら
もっと自分を高め
もっと自分を信じて
変化していこうとする
自己肯定感が失われるからです
誰しも
何度やっても上手くいかないことは
諦めたくなるものですし
自分以外の
なにかのせいにしたくなるものですから…
“考え方のパターン”は
記憶の積み上げで形成されたものです
だから
記憶を塗り替えると
「パターン」は変化します
そして
塗り替えるべき記憶は
自分の「自由意志」で選択して良いのです
親や周りの人に気兼ねなどする必要はありません
自分がなりたい自分になるために
あらたな記憶を選択し
自分の意思で塗り替えるのです
このことを
当社では
Memory Reconstitution(メモリー・リコンスティテューション)
(=記憶再構成)
というフレームワークとして
紹介しています
できれば
子どもが中学・高校になった時に
親から子どもに告げてあげてほしいと考えています
「これまで君を一生懸命育ててきた
だけど育児は初心者だから
間違えて伝えてしまっていることも
たくさんあると思う
だから これからは
君が自分にとって必要と思う考え方を
選択していってくれ
私たちが教えたことが
君を縛るようであれば
どうぞ 今ここに置いていってくれ
そうやって
君が持って生まれた才能を
十二分に開花できるように
生きていくことが
私たちの望みなんだよ
私たちの教えに縛られることのないように
もっと大きく育っていってください」
子どもにとって
親は
生きていく羅針盤です
その親が
人生が大海であることを教え
いつまでも親程度に
かかずらうことなく
さらなる大洋に
漕ぎ出すことを欲することは
子どもの
自己肯定感 貢献意欲 知的好奇心
を揺さぶる
最大のプレゼントだと
思うのです
“意欲”は“記憶”によってつくられる
この考え方
いかがでしょうか?